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4年卒病院薬剤師必見!調剤薬局薬剤師に求められる役割とは

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調剤薬局薬剤師

薬学部が6年制になり、6年制卒の薬剤師も少しずつ誕生してきていますが、それもここ数年の話。今転職を考えている方々のほとんどは、4年制教育の出身でしょう。

6年制では、病院と調剤薬局でそれぞれ3ヶ月間みっちり実習を受けることが義務となりました。しかし、4年制の時代には、どちらか一方、ごく短期間の実習でも卒業し、国家試験を受けることができました。そんな中卒業し、ずっと病院に勤務されている方の中には、調剤薬局でまったく業務の経験がない方もおられるでしょう。

調剤薬局は、病院とは異なる業務だらけです。中でも病院から転職された方が苦労されると思われる、調剤薬局ならではの薬剤師の役割をいくつかご紹介します。

とにかくスマイル!サービス業!!

病院勤務ですと、病棟活動を行う病院もありますが、患者さんと接する機会は、薬局に比べると格段に少ないでしょう。医師、看護師などへの薬剤情報提供、混注などの特殊な調剤など、薬学の知識を存分に活かした業務の方が要求されると思います。

調剤薬局の薬剤師に1番求められるのは、患者サービスです。何しろ業務の大半は患者さんへの服薬指導です。1日患者さんとしゃべりっぱなしの日もあります。高度な知識もあるに越したことはありません。いえ、ベースにはあるべきです。

専門用語をなるべく使わず、かみ砕いて患者さんに説明し、時には雑談をし、時には医師には言えない愚痴を聞き…そんな会話の中に潜む患者さんの重大な情報は逃さないように気を付けながら、しかし常に笑顔を絶やさずに接し続けます。

また、調剤している姿、すべての行動が患者さんに丸見えで、まだかまだかと待ち続ける患者さんの視線のプレッシャーの中で業務を行うメンタルが必要です。

ジェネリックの普及で特に大変になった在庫管理

病院ではたいてい「採用薬」というものが決まっています。ジェネリックは1つの先発品に対し、1つのメーカーのジェネリック品を採用されていると思います。しかし、調剤薬局はそうはいきません。あらゆる病院・クリニックからの処方箋を受けます。

もちろん薬局も各自採用基準を持ち、何の指示もなければ基本的には1種類のジェネリックで対応します。しかし門前のクリニックの医師から「これのジェネリックはこのメーカーで」と要求されるケースがあります。

また、すべてに代替品への変更不可のチェックが入った門前でない病院の処方箋を受け、その中に特定のメーカーのジェネリックが商品名で記載されていれば、そのメーカーのジェネリックを取り寄せなければなりません。

同じ成分の先発品、ジェネリック品を何品目も在庫しなければならないのです。そうして膨れ上がる在庫を、いかにして絞るかということに頭を悩ませることになります。

薬局では薬剤師がトップ

病院では患者さんの不満、クレームの矢面に立たされるのは、医師や看護師、受付係である場合が多いです。しかし、調剤薬局にいるのは薬剤師と医療事務だけです。小さな薬局では、薬剤師しかいないこともあります。

事務へ不満を訴える患者さんもいますが、最終的にその対応を任されるのは、お薬を渡す薬剤師です。在庫不足などの不備、待ち時間の長さなどへの怒りをいかにおさめるか、サービス業ということにもつながることですが、対話力と、理不尽な怒りにも謝罪する忍耐が必要です。

病院は薬剤師の配置が用件に入る場合もありますが、絶対にいなければならないのはもちろん医師です。そして調剤薬局に必ずいなければならないのは薬剤師です。それだけに、薬剤師にかかる責任も重いのです。

病院と比べ、調剤薬局は当直がなく、お給料もいいということで、体力的に病院が辛くなったときの転職先として考えられがちな職場です。しかし、薬局には薬局なりの大変さがあることを踏まえて、自分に適した職場を選ぶことが大切です。